けい子レディースクリニック表参道


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こころとからだのコラム
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月経血の量が気になる

★普段から自分の状態を観察して
月経が始まってから終わるまでの経血の量には個人差があるものです。成人女性では120〜140ml程度が平均的な月経血量。量の多い1〜3日目でも2時間おきにナプキンをかえれば大丈夫な程度(全体として使用するナプキンは約20枚くらい)と考えればよいでしょう。ただし、これはあくまで「目安」。実際のところ、子宮は人によって大きさが違うので、量も違って当然。月経量異常は月経周期や期間の異常ほどはっきりとした定義がないものです。
とはいえ、8日以上月経が続く月経期間異常や、大きめのナプキンを使っても1時間ももたない出血量の状態を「過多月経」といい、子宮筋腫や子宮内膜症が原因の可能性も。月経血量が急に変化した場合は異常に気がつきやすいのですが、数年にわたり徐々に増加するなど、ゆっくりと変化していった場合は自覚症状がないまま過ごしているケースが多々あります。生活のリズムにも食生活にも気をつかっているのにフラフラしたり、立ちくらみがひどい…と病院に行ったら、実は子宮筋腫が原因の月経過多で貧血を起こしていた、という方がいらっしゃるのも事実なのです。
一方、逆に2日以内で月経が終わってしまったり、ナプキンを使わなくてもすむほど少ないのは「過少月経」といい、ホルモンの分泌異常や無排卵、子宮の発育不全などが考えられます。 どちらの場合も放っておくと不妊につながります。まずは、普段から自分の月経の状態に注意を払い、ここ1〜2年を振り返ってみて量が変化したなと感じたら、一度専門医を受診してみてください。

★レバー状の固まりにも注意が必要
余談ながら、月経血の中に血の固まりが混じっていることがありますが、そもそも月経とは、受精卵を受け止めるために厚くふわふわな状態になって準備していた子宮内膜がはがれ落ち、さまざまな分泌物や血液が混ざった状態で排出されるもの。このとき、はがれ落ちた内膜が、ドロッとした固まりとなって出ることはよくあることなのです。不安になる方も多いようですが、通常の月経で1〜2回固まりが出たからといってあわてる必要はありません。ただし、レバーのような大きな血の固まりが頻繁に出るなど、いつもと違う状態が2ヶ月以上続いている場合は、やはり子宮筋腫や子宮内膜症の疑いが。念のため診察を受けることをおすすめします。

★過多月経で疑われる病気
【子宮筋腫】
どんな病気→ ●子宮の壁は平滑筋という筋肉。子宮筋腫はこの筋肉層にできる良性腫瘍で、平滑筋の細胞が異常に増殖したものです。
症状は→●初期には自覚症状はほとんどありませんが、過多月経や不正出血、激しい生理痛、腹部のしこりなど。

【子宮内膜症】
どんな病気→●子宮の内側を覆っている子宮内膜と似た組織が子宮以外の場所で月経と同じ現象を起こし、出血を繰り返すもの。不妊の原因にも。
症状は→●主には過多月経や激しい月経痛ですが、月経時以外にも下腹部の痛みや腰痛、性交痛を伴うことも。
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