けい子レディースクリニック表参道


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こころとからだのQ&A
 「'03年10月号」 ▲コラム一覧に戻る
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Q 2種類ある子宮がん検査。体がん検査も必要ですか?
子宮がんの検査には、子宮頸がんと子宮体がんの2種類があると聞きました。私の住む地域のがん検診には、体がんの検査は項目になく、いままでやったことがありません。役所に電話して体がんの検査も受けたいといいましたら、自費になるといわれました。自費を使ってでも受けておいた方がいいでしょうか。
(千葉県・46歳・主婦)
A

45歳すぎれば受けたほうが安心です
市町村の子宮がん検査は、子宮の入り口にできる頸がんを対象にしていて、子宮のなかにできる体がん検査は、不正出血があるなど、必要性がある場合にのみ、行われるのが一般的です。人間ドックなどでも体がん検査は、選択できるようにオプションになっていることが多いようです。
体がん検査がなぜあまり重要視されず2次的に扱われるかといいいますと、頸がんにくらべて発症率が低いこと、頸がんの検査をきちんと受けていれば体部(子宮のなか)にがんができたときにもある程度はわかるからです。それに検査をする時には子宮のなかをこすって細胞を取り出します。場合によっては出血が3日くらい続くことがあり、受ける側に負担がかかることも理由のひとつです。
しかし45歳以上の方であれば事情が違ってきます。年代が上がると発症する危険がより高くなってくるからです。それに頸がんと体がんの割合は9対1と、頸がんが圧倒的だったのが、最近は8対2を超える勢いです。45歳をすぎた方であれば検診は受けておかれるにこしたことはないと思います。
検査時の負担も、40代後半でお産経験のある方なら、さほど抵抗がなく受けられるでしょう。また、閉経後は検査をしなくていいと思われがちですが、これは間違いです。閉経後でもがん発症の危険は変わらずあります。検査は定期的に受けてほしいですね。

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Q

検査で小さい筋腫を発見 そのままにしていいの?
子宮がんの検査を受けたときに、筋腫があるといわれてびっくり。小さいので様子をみましょうといわれました。その後、とくに体調には変わったことはありません。でも、このままにしていいのですか。早くとってしまわなければ、大きくなっていくのではありませんか。とても不安です。よい対処法を教えて下さい。
(横須賀市・43歳・主婦)

A 必ず大きくなるとは限りません
最近は、検査で、子宮内部を画像に映し出して診る超音波検査法を行うようになりました。それで小さな筋腫でも発見しやすく、筋腫のある女性はかなり多いことがわかってきています。私の経験でいいますと10人の女性の内診をすると3〜4人に筋腫が見つかるといっていいくらいで、小さい筋腫が気のつかないうちにできている方が案外多くいます。とくに40代はできやすい年齢。理由ははっきりしないのですが、20代のときにはなくても年齢が上がるとともにできやすくなります。
1〜2cmの筋腫があっても、それだけでは問題になりません。そのまま支障なく閉経を迎えることも少なくないからです。問題は、それが大きくなり、月経のたびに出血が多いような場合。そうなると治療が必要で、急激に大きくなる時には、手術も選択肢となります。
またじわじわと大きくなるようなときには、そのままホルモン剤で筋腫の成長を止めて、閉経を待つという逃げ込み療法で治療することもあります。
ご相談の場合は、まだ治療が必要かどうか判断ができないので、様子をみることになったのでしょう。
もちろんこの先、大きくなることもあり得ますが、そのまま閉経という可能性も大きいと思います。当面は、月経量が増えて腹部がはるなど、筋腫が大きくなる兆候に気をつけながら、きちんと定期検診を受けていれば大丈夫ですよ。
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Q 急に血圧が上昇 こんなに変化して大丈夫?
30代のころは96-70mmHgとむしろ血圧は低めだったのに、このごろは上(収縮期血圧)が150mmHg台、下(拡張期血圧)は90台とすっかり血圧が高くなってしまいました。年齢が高くなると血圧も上がるといいますが、こんなに変化して大丈夫ですか。やはり治療が必要ですか。
(相模原市・58歳・自営業)
A

女性は閉経後血圧上昇しやすいので注意
男性は40代ころから血圧が高くなることが多いのですが、女性の場合はずっと遅く60歳前後が一生でいちばん血圧が上昇しやすい時期です。
女性ホルモンの分泌がよいときには、それが血圧の上昇を押さえています。ですから、女性の場合は閉経後、数年してから急に血圧が上がりはじめ、コレストロール値も高くなりはじめます。男性の40代にやってくる生活習慣病になりやすい状態が、女性では60歳ころにやってくるわけです。
ご相談の場合、数値が標準値(140-90mmHg)を超えていますから、いまのままの生活ではいけません。まだ薬で治療する段階ではありませんので、とりあえず生活改善をはかってみましょう。
食生活では、塩分、脂肪分を控えるなどは基本の注意点。それに加えて軽い運動。とくに早足で歩くのがおすすめです。毎日早足で歩いて3ヶ月で体重も減り血圧値もコレストロール値も改善した人もいます。
若いときに血圧が低めの人は油断しがちですが、閉経後は女性にとって高血圧になりやすい危険な時期と思ってください。

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