けい子レディースクリニック表参道


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こころとからだのQ&A
 「'04年2月号」 ▲コラム一覧に戻る
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Q セックス時に出血が なんの病気ですか?
セックスのあとに出血しました。セックス自体で傷ついたとは考えられません。痛みはなく、量もそんなに多くはありませんが、それから時々、出血することがあり、がんかもしれないと不安です。出血があるのはがんですか。出血するほかの病気はありますか。どうすればいいかも教えて下さい。
(千葉県・32歳・主婦)
A

30代では良性のポリープやびらんでも出血します
30代前半でも、子宮がん(とくに子宮頸がん)になることがあります。しかし、30代前半の発症は少数で、むしろ子宮頸管ポリープや子宮膣部びらんといった病気で出血することがよくあります。
頸管といういのは、子宮と膣のちょうど境目の部分。そこに良性のポリープができるのが子宮頸管ポリープです。
子宮頸管ポリープは、主に頸管の炎症が原因してできるもので、ポリープが大きくなるとセックス時に刺激されて出血したり、普段でも少量の不正出血をしたりします。おりものが多くなるのも特徴です。もし、子宮頸管ポリープであれば、婦人科を受診すれば診断は難しくなく、その場で摘出することも可能です。良性のものですから、それ以上の心配はありません。
子宮頸部びらんというのは、子宮と膣の境目の粘膜が赤むけている状態で、妊娠・出産を経験した30代は、びらんがあって普通です。ですから、病的な状態ではないのですが、人によってはびらんがひどく、性交時に不正出血するような場合もあるのです。
子宮頸部びらんとはっきりしていれば、びらん部分は年とともに自然に子宮頸管のなかに入り、むき出しでなくなりますから、そのままにしておいても差し支えありません。しかし、出血量が多いなど、支障がある時には、治療が必要になります。治療法には、膣坐薬やドライアイスの仕組みでびらん面を固める冷凍凝固法、レーザー治療などがあります。
いずれにしても、がんでもびらんができ、出血するといったように類似した症状が出ます。40代なら、びらんがあればがんの疑いが濃厚になるといっていいくらいです。
30代はまだ、子宮頸管ポリープや良性のびらんなど、ほかの病気の可能性も高いのですが、安易に自己判断せずに、出血があったときは一度必ず検診を受けるようにしましょう 。

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Q

避妊具はIUDとピルどっちを選べばいい?
子供ができやすい体質らしく、ちょっと主人が避妊を怠るとできてしまいます。もう4人目。これ以上は経済的にも、体力的にも限界です。そこでぜったい大丈夫な避妊をしたいと思い、相談したらIUDがいいといわれました。IUDを入れた場合、副作用などがありませんか。また、ピルにも関心があるのですが、どちらがいいですか。
(東京都・37歳・主婦)

A

既婚で出産経験の多い人はIUDがおすすめです
しっかりバースコントロールをしようと思うなら、避妊をご主人任せにしてはいけません。避妊は女性が自分でやれるものを選択するのがいちばん安全といっていいでしょう。女性ができる避妊法のうち、ペッサリーは専門家でも扱いが難しく、かなり習熟しなければ使いこなせません。精子を殺す薬剤をフィルムに塗って膣に入れる方法も100%とはいえません。上手に入れられないこともありますし、タイミングを逸し、流れてしまったあとでは妊娠の危険が高くなります。
やはり確実性を重視するならピルかIUDがおすすめです。ピルは、飲み忘れさえしなければ100%確実に避妊ができます。生理も順調になり、生理痛も少なくなるなどプラス面もあります。しかし、ホルモン剤なので血栓症などの予防のために検診をしながら使う必要があります。
IUDの場合、問題になるのは入れた直後に痛みや不正出血が続くことがあることです。ただ、痛みや出血があっても1週間くらいで治まることが多く、安定すればその後2年間は使えます。
避妊効果についてはピルのように100%とはいきませんが、最近は銅つきタイブが主流になり、以前よりは避妊効果も上がっています。
どちらを選択するかは、本人の考え方しだいですが、あえていえばIUDは既婚でパートナーが決まっている出産経験のある方にはおすすめです。異物を入れるので、パートナーが変わる人は雑菌に感染しやすいからです。
また、未婚の人は、IUDを入れたときに出血しやすいのでピル向きです。
値段はピルが1ヶ月3000〜5000円くらい。IUDは検診や除去費用込みなど方法もまちまちで医療機関により差があります。いずれにしても使うときは、どちらも半年に1回は検診を受けましょう 。

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Q セックスレスで病気になる心配はない?
子育て後は、主人とセックスレスの生活が続いています。主人も私も、とくにそれが苦になることもなく、仲も悪くなく暮らしています。でも、ちょっと心配なのは、子宮や膣を使わないでいるとがんなど、病気にならないかということです。また、このままでは生理が早く終わり、早く更年期がきてしまいませんか。
(柏市・45歳・会社員)
A

精神的な充足が大事 医学的な心配はありません
統計的に、次々とパートナーを変え、性交渉の多い女性は子宮頸がんになりやすく、お産をしたことがなく、やや太めの人は、子宮体がんにかかりやすいといわれています。しかし、どちらかに当てはまるからといって、必ずがんになるわけではありません。そういう傾向があるので気をつけましょうということです。まして、セックスレルの状態はどちらにも当てはまらないのですから、がんの心配はないと思います。
ただ乳がんなどは、ご主人が触って発見したということもよくあります。そういうメリットは期待できませんね。
セックスレスで更年期が早くこないかということですが、女性は精神的なものが強いので、ご主人とのいまの関係が充足していればホルモンバランスもことさら崩れることはないでしょう。
更年期の遅い早いは、個人差があります。精神的な充足と前向きな姿勢がいい方向に働くと思います 。

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