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女性の一生に関わっているのが産婦人科医です。
女性の一生は中国の古典(黄帝内経)によると7年ごとに変化していくと言われていました。
7才(歯が生え揃い、髪がながくなる)、14才(月経がはじまり、子供が作れるようになる)、21才(体が成熟する)、28才(筋骨は堅く、強くなり頭髪はのびそろい、もっとも充実する)、35才(手足が衰え、顔色が悪くなり始め髪も抜け始める)、42才(手足はさらに衰え、顔色もさらに悪くなり、髪が白くなり始める)、49才(月経がなくなる)
1800年前の書物には女性の一生は49才月経が終わったところで終わってます。 実際、寿命も人生50年だったのだと思います。現代の女性は初潮は10〜11才と早くなり、35才と言ったら性成熟期まっただ中(東京ではこれから結婚、出産を考える女性もたくさんいますよね) ただ、閉経年齢は平均50才、これは1800年前と変わっていません。
これから考えると現代女性の40〜50才の間は急激な体の変化が起こる頃になるのかなあ・・・と思います。
そして女性の平均寿命はなんと86才となりました。閉経と共に一生を終えていた時代と大きく異なるのは50才から35年も生きて行くって言う事です。
産婦人科医は10才から85才までの女性の70年以上に関わり、その半分は閉経後の状態だって事ですね。
ここ数年、女性の更年期から閉経後の健康管理についてすごく注目されています。
女性ホルモンであるエストロゲンは閉経すると卵巣からの分泌が急に減ります。エストロゲンは女性の健康維持にすごく関わっているホルモンです。
もちろん排卵がなくなり、妊娠できなくなり、月経も止まる訳ですから女性には大きな変化が起こります。 しかし、それだけではなく、エストロゲン減少によって、
高脂血症の状態になり、それから高血圧、動脈硬化といった生活習慣病が急増し、また骨粗鬆症の状況となっていきます。髪も抜けやすくなり、皮膚のコラーゲンも減るのでしわもできます。
これでは35年もある閉経後、元気に美しく過ごせないですよね。
ホルモン補充療法(HRT)は乳ガンが増える、子宮体ガンが増える。と言うことで長年敬遠される方が多かったです。 更年期は自然の変化だからそれに逆らう必要はないとか・・・しかし、エストロゲンの役割がわかってくると、何とか、上手に使って行くことによって元気で美しく長い老年期を過ごせるだろうという考え方に変わってきました。
子宮体ガン予防には黄体ホルモン(プロゲステロン)に併用とか、乳ガンは検診を勧めていくとか。 またホルモン量の少なく、長期に使用できる薬も開発され、飲み薬だけでなく、貼る薬、ジェルタイプの塗る薬もあります。
ホルモン剤を安全に正しく使用することで元気で美しく老後を過ごせると思います。
けい子レディースクリニック院長 寺師恵子 |
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